fate stay night heaven's feel 3 感想

2020/08/21

延び延びになっていたfate stay night heaven's feel 3が、ようやく放映になりました。

見るならmovix。
movixデーに見ようと思えば見れる。
前作のfate stay night heaven's feel 2は、放映されてから時間が経って終わるギリギリだったこともあり、客席が少ないホールで見たのが残念だった。
どうせ見るのだから、その劇場で一番広いホールで見たい。
でも封切してから時間が経つと、大きなホールでは封切したての映画が優先的に放映される（たぶん）。
なら、始まった今でしょ。ということで急遽行ってまいりました。

一応、フェイトゼロ、フェイトステイナイトの過去作は一度見てます。
このfate stay night heaven's feelの1と2も視聴済。
ですが、ゲームは全くしてないし、過去の作品を説明してといわれても、固有名詞が怪しいし、かなりの部分忘れてる。
という状態での感想です。
なので、ネタバレ含むどんなストーリーなの？というのを期待されてる方には肩透かしの内容なのでご容赦ください。

まず映像

これは文句なく美しい。
ただ、どうしても最初に見た時にインパクトという意味ではfate stay night heaven's feel1が一番だったなぁ。
あと2のセイバーとバーサーカーのバトル。
今回の3のセイバーとライダーのバトルシーンがすごく評価高そうですが、私としては、過去を超えるという感じはしなかった。
というか、私の中で、ライダーが強いというイメージがどうしても持てなかったのが大きかったのかも。
強いというより、何か男気のようなかっこよさの方を感じました。そういう意味でライダーは私の中で再評価された感じ。
弱いイメージという意味ではアサシンも今までは最初の方でやられてしまうというイメージ。
ところが、1で、ものすごく強いイメージだったことがすごくインパクトでした。これは弱いアサシンのイメージが見事に払しょくされてよかった。
ただ、今回の3ではそこが中途半端な感じでした。

あと桜。

1と2で異様なまでの強さを感じて、これはもうどのサーバントでもかなわないなあという感じでした。
が、今回は、桜の心の揺らぎなのか、その圧倒的な強さがちょっと弱まった感じ。
桜が弱まった分、凛や士郎が相対的に対等なところまで来れて戦いになった（あとライダーか）感があるんですね。

バトルシーンでいえば、士郎、凛も、これは死んだ？
っていうようなやられ方の後で、脈略なく復活したような流れが感じられて、それが、なんとなくブリーチや彼岸島の主人公みたいに、結局は主役は最後は勝つから死なないんだようなぁというような無理やり感がなくもない。
ジョジョの奇妙な冒険やナルトのようななるほど！って納得してしまうストーリー展開までは求めないけれど、もう少し自然な流れだといいかなぁ。

こう書くと、面白くなかったみたいになってしまうけれど、ある程度は想定していました。
何よりも私自身の予備知識のなさがあるので、そもそもこの映画を理解すること自体に無理があるのはわかってました。（話が飛躍しすぎと感じるのは割田氏の知識不足と理解力の無さ）
なので、ストーリーは期待せず、映像美を期待して臨みました。

そういう意味ではよかった。
オリンピックの閉会式の映像を10倍パワーアップして幻想的なモノにしたようなインパクトと存在感。
これはシリーズを通じて変わらない魅力だと思う。

そして、セイバーが最後につぶやいた一言。
あれが切ない。
結局私は、セイバーびいきなんだなとわかった。
逆にいうと、3はセイバーファンにとっては受難の内容だったのかも。
いや、黒セイバーというレアな設定は、ここでしか見れなかったわけだし、そういう意味では楽しめた。
セイバー＝善、といった私の中での不動な方程式がくずされたことで、セイバーの新たな魅力と、支配者の命令とあらば、感情を無にしてその使命にひたむきに全力を出す彼女の変わらない忠誠心が確認できました。

今の時期、劇場鑑賞はリスクを感じましたが、思った以上に空いていてプライベートシアター感も味わえて、リッチな気分で見れたのは本当に貴重で有難い。

さて、昨日（木曜日）の朝食です。
いつものヨーグルト。