悪い習慣の止め方、良い習慣の続け方

2019/05/27

精神科医の「ゆうきゆう」先生のメルマガで、「誰でも絶対に「習慣」を続けられる魔法というタイトルの投稿がありました。

ある禁煙の実験

「タバコを吸わないように意識してください」

といった頼み方で禁煙を試みてもらうと、ことごとく全員が以前と変わらない状態に戻ってしまい吸い続けるか、逆に本数が増えてしまったそうです。

まぁわかるというかありがちの結果ですね。

吸わないように意識するだけで辞めれたら苦労しませんよね。

ところが、今度はこんな頼み方で禁煙を試みてみたら劇的な変化があったんだそうです。
その頼み方というのは、

「これから先、あなたが今日吸うのと、まったく同じ本数を、毎日一生吸い続けると考えてください」

タバコを吸うのって健康に悪いって理解してますよね。
でも吸いたい欲望が優先されて、あるいはそれまでの習慣化の流れでついつい吸ってしまう。
その時は、今このタイミングで吸いたいから吸う。
つまり、このままこうして吸い続けることは考えない。おそらくは無意識に蓋をしている。

でも、それを意識することで、実は健康に良くないタバコを吸い続けることの弊害が重く感じられるようになり、そのことに対する不安を受け止め、吸いたいという欲望よりも勝ってくる。
それが習慣が変わるきっかけになったのではと思いました。

私が日頃思っていることとちょっと重なるこの話。とっても興味深く読ませていただきました。
日頃思っていること。
それは、行動の選択を欲望で判断してはいけないということ。

○○したいは理由にはならない。
そうではなく、○○すべきという基準で行動しないと。

特に意志が弱いと感じる私としては、こういったことを意識しないとどんどん欲望の奴隷となってずるずると怠惰な生活に陥りやすいと感じたんですね。

タバコに限らず美味しいものをたっぷり食べたいとか、休日は遅くまでベッドで眠っていたいとか、やめたいと思っていないならそれはそれでその人の生き方なので他人がとやかく言うべきではないと思いますが、やめたいと思ってるけれどやめれないというジレンマに陥っている場合は、良くないと思っている日々の習慣が明日以降一生続くいた場合のことをまじめに考えてみる。それがやめれるきっかけになるかもしれませんね。

さて、土曜日の朝食です。