田中康夫

2022/04/03

田中康夫さんって知ってますか。

そう以前長野県知事やられた方です。
昨年は神奈川県知事が横浜市長選かな？どっちか忘れましたけど。
そういうところに立候補されてた方です。あと、古くはですね小説家で「なんとなくクリスタル」って言う有名な小説書いて、それがヒットしたりしたんですが、その時の小説が映画化されてそのサウンドトラック、あれ僕好きだったんですよ。

僕には姉がいましてね。その姉が大学生のころ、よくレンタルレコード店で借りたレコードプレーヤーをダビングしてましてね、そのカセットを、これいい曲だからと私にもよく僕くれたりしたんですよ。

そこにですね。あったんですよ「なんとなくクリスタル」のサウンドトラックが。

懐かしなぁ～レコード。

16インチとかのね。レコードってジャケットも魅力の一つ。レコード盤に針を乗せた時のゴソっていう独特の音とかも好きだった。
残念ながら、アマゾンのサブスクリプションにもないんだよなぁ～。権利とかの問題なのかも。

その後に出てくるのは CD。今の若い人だとダウンロードで聞いたりするからCDも知らないだろうな。

そのなんとなくクリスタルのサントラにあった曲。あの何とも言えない明朗な感じ。あれをね AORって言うんですね。アルファベットの。これ何の略語かって言うと、Aはアルバムあるいはアダルトアルバムの頭文字。Oはオリエント。オリエントって東洋のっていう意味がありますが、オリエンテーションの意味もありますね。AORのOこちらの意味。目指すとかその方向を向くとか。Rはロックの意味。日本で言ったら内田裕也や矢沢永吉、外タレならTOTOとか、

これがですね70年代から80年代90年代前半に欧米や日本で流行ったミュージックカルチャーAOR。

その田中康夫さんが、毎週火曜日深夜の0時ちょうど。時計の針が0時を超えて火曜日から水曜日に日付が変わるその時間帯でラジオのベイFM東京でなんとなくAORというラジオ番組を6年半やってたんですよ。それがなんと今年の３月に番組終わっちゃいました。AORが好きな私としては非常に残念の一言に尽きます。しかも、この番組を知ったのが去年の１２月。これから聞き続けようっていうときになんとも悔しい。

でもしかたないですね。もちろん最終回も聞きました。果たしてどんな終わり方、メッセージを残されるのか気になってもいました。ところが、最後の一言がないんですよ。番組の最初で千秋楽との紹介をされただけ。あとは淡々と曲紹介。で最後の曲紹介の後、曲が終わって番組も終了。

って、これで終わり？
あまりの内容に拍子抜けしちゃいました。

割り切れなかった私としては、なぜ田中さんが最後にメッセージを残さなかったのか、僕なりに色々考えました。３月ってラジオ番組の入れ替えの時期なんです。しかもラジオの場合、カレンダー通り4月1日や10月1日から変わるんではなくて、最終月の最後の週から番組が変わるんですよ。

ですが、この田中康夫さんのたまらなくAORは3月の最終週、本来だったら新しい新番組がスタートする週、文字通り3月のラストの火曜日の深夜に最終を放送しました。ということは、おそらく田中さんのこだわりじゃないかなと思ったりしました。「俺は3月いっぱいはこの番組やりたい！」
そう思ってラジオ局やスポンサーサイドにお願いしたんじゃないか？

そして、まだまだこの番組続けたかった、そういった思いもあって、自分では最後は何事もなかったの如くラストは告げずに終了した。

つまり俺はやめてないぞまだ続いてるぞっていう意思表示の表れなんじゃないかな？と思いました。
聞かれた方はどう思感じましたか？

田中康夫さんって、誰かとの対談だとトークに熱中される成果、相手の話を遮ってまで自分の話に夢中になっちゃう感じでしたが、単独の番組だとこんなにも淡々とクールな語り口なんだなと感じたひと時でした。

別の魅力を発見できてよかったなぁ。

また、ラジオ番組持ってほしいです。

さて、昨日（土曜日）の朝食です。