イチローの素直さ

2016/05/26 2016/05/27

イチロー選手が年間最多安打の２６２という驚異的な記録を残した年、当時のマリナーズの打撃コーチのモリターが、ボールを早打ちしていると感じて、イチローに、「もう少しボール球に手を出さないと有利なカウントになって甘い球が来るチャンスがでるのでは？」というアドバイスをしたそうです。
結果、３月のオープン戦では５割に近い打率を残しました。

ところが、開幕４月には逆に打率が落ちてしまった。

そこで彼に「われわれが言ったことは、すべて忘れてくれ」と伝えたんです。そしたらあの記録。

モリターが今までイチローにした最高のアドバイス

「われわれが言ったことは、すべて忘れてくれ」

だっといったそうです。

それも凄いっておもいますが、私は、メジャーで最高の結果を残している立場にあっても、打撃コーチのアドバイスをまずは実行してみたというところに彼の素直さを感じます。

日本のプロ野球時代に、打撃コーチ？の「指示」をしたが結果が伴わなかったため指示に従わないイチローを二軍に落とされた。そんな逸話がたしかあったず。

指示とアドバイス。伝え方には違いがあってもまずやってみる、そのイチローの素直さに対しての球団の対応の仕方に個性を重んじる大リーグの懐の深さというか文化の違いというか、なんか深いなぁと感じてしまいました。

素直さというのは分かるようで曖昧としたものですが、どんなに評価されても決して自己の成長をあきらめない。だから最初はおかしいと思っても、おかしいと思うのは自分の思い込みかも。だからまずはやってみよう。という姿勢が素直さじゃないかって思いました。

５月２４日の夕食

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